SU類の違い‐「グリメピリド」、「グリクラジド」

「グリメピリド」、「グリクラジド」、「グリベンクラミド」はいずれも「スルホニル尿素類(SU類)」に分類される薬で、インスリン分泌を促進します。
「グリメピリド」には「インスリン抵抗性」を改善する効果があり、「グリクラジド」は「糖尿病性網膜症」を抑制する効果があります。「グリベンクラミド」には強力な血糖値低下作用があります。これらの薬は低血糖を起こしやすいため、使用する際には血糖値の変化に注意する必要がありますが、歴史がある薬のため値段が安く、使用実績も豊富なため、現在でもインスリンが少なくなっている種類の糖尿病の治療に広く用いられています。
「グリメピリド」は、膵臓に作用してインスリン分泌を促進するだけでなく「インスリン抵抗性」を改善する効果もあります。これは「グリメピリド」が糖輸送担体の活性化など、膵臓以外の臓器に対しても作用するためであると考えられています。「インスリン抵抗性」は内臓脂肪の増加に伴い増大することが知られています。日本人は欧米人と比べて内臓脂肪がつきやすいため、「グリメピリド」は日本人に適した薬であると言えます。
「グリクラジド」は、膵臓に作用してインスリン分泌を促進すると同時に、「網膜症」の進展を抑制する効果があります。これは、「グリメピリド」の抗血栓作用や血小板機能抑制作用によると考えられています。「網膜症」は糖尿病の三大合併症の一つとされているため、糖尿病治療において「網膜症」を防ぐことは非常に重要です。

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