薬が身近な日本人

 欧米では今や薬は諸刃の剣であると理解されています。抗生物質でさえ簡単に処方される日本が如何に遅れているかが分かるでしょう。ところで何故日本人は抗生物質を恐れないのでしょうか。医療業界でまことしやかに囁かれているのは、「二次感染を防げるから」というものです。つまりデメリットを凌駕するメリットがあると信じられているのです。しかしその認識が正しいとはとても言えたものではありません。抗生物質が二次感染を防ぐという仮説が十分なエビデンスで立証されたことはなく、科学的な認識とは言えないのです。また、プラシーボ効果を期待して抗生物質に頼っていると見る研究者もいますが、苦しい言い訳のようにも思われます。確かに抗生物質を処方してもらうと安心できる患者もいますが、だからといってそれに医師が乗ってしまうのは倫理から外れているのではないでしょうか。日本では抗生物質も含めて薬の価格が安いため、医師は気軽に処方してしまうという因子も見逃せません。

 薬の安さは意外な問題をも惹き起こしています。それは、処方してもらった薬に手を付けず、そのまま捨ててしまうというものです。製薬会社の調べでは、残薬の総額は400億円とされます。処方薬全体では10兆円前後ですから、いかに多くの薬が捨てられているのかお分かりになるでしょう。しかしこれでも判明している数字に過ぎず、実際は3兆円前後と推定されています。薬に纏わる日本の異常さはこれに留まりません。欧米では複数の薬を同時に処方するのは稀ですが、日本では何種類もの薬を1度に呑むことも珍しくありません。薬の危険性を軽視している証左とも言えます。

こうした日本における薬の現状は薬剤師求人を探す上で何かヒントになることもあるかもしれません。

知識として取り入れてみてはいかがでしょうか。

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