サプリメントのプラシーボ効果

多くのサプリメントのCMに共通するのは、体験談が組み込まれていることです。これにはメーカーの戦略が透けて見えるのですが、その狙いは、「プラシーボ効果で釣る」ことにあると言えるでしょう。サプリメントの効用には、間違いなくプラシーボ効果が含まれています。だからこそ、あれらのCMが功を奏しています。視聴者はCMを見て、「あの俳優のように喜びたい」「自分もあのサプリメントを飲めば・・」と思い始めます。元々「若くなりたい」という欲望が非常に強いため、次第に「もしかすると」ではなく「効くに違いない」と考えはじめ、遂には購入に至ります。こうなると、実際に服用しても客観的な判断が難しく、効いているとしか思えなくなります。これがプラシーボ効果です。何の説明もなく渡された錠剤をのみ続けても、変化を実感することはないでしょう。あれらのCMを視聴したからこそ、自分の痛みも消えたかのように思い込むのです。もちろん「プラシーボ効果だから悪質だ」と簡単に評価できるものではありません。サプリメントを服用するかどうかは、最後は自分自身の決断によります。思い込みであろうと、本人が痛みを感じなくなったのであれば、それも一種の効用と言えます。

 サプリメントの価格設定も、マーケティングに基づいた、したたかなものです。ピンきりではありますが、想像以上に安い商品は先ず見かけません。値段が効用を保証するかのように錯覚する心理に訴えかけるため、やや高めの設定がほとんどを占めています。1万円以上するサプリメントは、効用が高いからではないかと、客に思わせるのです。

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